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2015/10/28

手作り味噌の開封





今年始めの2月だったか。


シミズさんに手取り足取り教えていただきながら仕込んだ味噌、
いよいよ開封の時です。



封を開けて見てみると、
大豆と塩と麹だけ、豆の良い香りたっていた練り物だったものが
見事な味噌に変身していました。

生命の神秘!




噂に聞いて口にしてみたシミズさん家の味噌。
奥行きのある旨味と香り。

比較すべきではないかもしれないけれど、
市販の味噌がなんと味気なく感じたことか。



触発されてやってみた初めての味噌作り。


美味しくできてると良いなぁ。

2015/09/10

CLOSER TO THE EDGE





こんなに胸躍らせたのはいつ以来だろう。


長いことバイクにも乗っていないし、雑誌を手にすることもなければ
レース観戦だって気づけば5年近くしていない。


ふと【死ぬまでにしたいこと】
なんて頭に浮かんでしまったものだから、

そういえば何年か前までは、マン島TTを一度で良いから生で見たい
なんてことを良く話していたことを思い出して
ちょっとネットで検索してみた。



そして出てきたのがドキュメンタリー映画

【CLOSER TO THE EDGE】



『人の幸せはそれぞれだ』

『死があることを知らずに人生を愛することはできない』



登場するのは当然だがレースに魅入られたぶっ飛んだ人ばかり。
(特に Guy Martin かっこいーな、くそ!)


賞金も僅か、命を落とすライダーも多い危険なこのレースで
失うものと得られるものは何なのか。




つまらないことで人と比べて、
勝った負けた、なんてことはまるで意味がない。



その瞬間に何を感じて、何を行い、何を得たか。

遠い先、自分の時間を全うし切った瞬間に、
『まぁまぁ楽しかった 』と言えるような、そんな生き方をしたい。



そう話していた自分を思い出した。

そしてもちろん、いつの日か必ず。

2015/08/06

酷暑の中のガス圧接






お久しぶりなガス圧接。
季節は夏真っ盛り。

近くで見ているだけでもその熱がじわり伝わって来る。


むぐぐ…。



ちなみに2人1組で動く圧接作業は
梁型であれば日に500箇所は納めちゃう、そうです。


なんてこった!驚き!!



そんな私は、次いでの目視検査とテストピース破壊検査で
帰ればすでにふらふらへろへろ。


不甲斐ない!!



ところで、昔試験勉強で見た圧接のバーナーと形が違う。
道具も日々改良されていて、作業も早くなっている。


みるみる作業は完了していくのでありました。



ありがとうございます。感謝!




2015/07/22

木製フェンス






1M程度の高さであれば、
フェンスを木で作ることはとても簡単です。

支柱はアルミフェンス用の既製品を使用。



ただし、これ以上高くするようだと
支柱を太くしてコンクリートブロックではなく
基礎ポストに施工した方が強度的に良いかもしれません。


または高さを低めにして木材の寸法を細く、
ピッチを細かくしたり荒くしたり。

支柱の色を変えてみたり。



使いどころでその性質を変えてみるのも面白そうです。

次はどんなシーンに出会えるのかなぁ。
楽しみ、たのしみ、です。




2015/07/03

納涼?白川郷






暑い…、そうだ山へ行こう。
な感じでふと気づけば白川郷、だったら良いですね。


長いドライブの果てにようやくたどり着いて早々、
むむむ、これぞ日本の山村、原風景だよね。

と海岸端で育った、全く山に所縁のない二人がぶつぶつふらふら。



それにしてもさすが世界遺産。
平日というのに観光客が半端ない。

(写真にはほとんど写っていませんが本当に凄い!)






たしか、初めて来た時は梅雨時。

雨がしとしとと降りしきるこの道は
まさに映画のセットさながらで、
人の営みを見るまでそこが本当に現実にあるものかどうか
全く実感が持てなかった不思議な感覚を今でも覚えている。


今日は人の多さと、そこに普通にある生活臭が混じり合って
これまた不思議な違和感を感じさせたけれど。






民家の前に流れる用水には
およそ50cmくらいありそうなニジマスが
悠々と泳いでいる。とても綺麗。


これがほんの少し前まで日常としてあったんだよなぁ。
おっと、ここではこれが日常か。






涼みに行ったつもりでしたが、
山はわりと遠くだし、日を遮るものが周囲にないので
普通にとっても暑かったのでした。


そんなところで、
吊り橋渡って自分の日常に、さて戻ります。




2015/06/19

住宅医スクール





新築着工戸数は年々減り続け
それとは逆に中古住宅ストック数は増加の一途、
さらに空き家対策特別措置法も全面施行。

そんな状況に一設計士として危機感をもって…。



なんてことがあるとかないとか。



古い物、大切に使いこんだある種の輝きを放つ物や
田舎の質素な生活を営んでいる
じいちゃんばあちゃんの家が大好きな私。


そこら中にたくさんある中古住宅を、
どうしたらしっかりと手直しできて、
無理なく現代の生活スタイルにマッチングさせて、
かつ性能を上げて、(これとても大事)
今までの時間を継承して住み継ぐことができるのか。



1年間みっちりきっちり勉強して
設計にフィードバックできるようスクールに参加です。



と、まぁなんだかんだ言ってますが、
現状、住宅の建設・不動産業界が抱えている
諸問題に意識が繋がっていくんだろうなぁ。

2015/06/17

緑の季節






季節はいよいよ夏本番って感じです。


さて、自転車で散策中に半年ほど前に引き渡した 【外構その後】を
近くを通りかかったついでにこっそりチェック。


打ち合わせの中でポロっと出た 『可能であれば畑がやりたい』
という要望を元に、プラン・デザインした外構です。


ちなみに引渡し前の竣工検査時、
ご近所に住むお父さんの手によって既に畝が作られていたと(笑)



その畝にはじゃがいもが植えられたらしく、
今日は青々とした葉が生い茂り、
小さくて可愛らしい花が咲いています。


また、ところどころに整理整頓された道具や
ちょっとした飾りや置物が見られ、
楽しく暮らしている姿が窺い知ることができ、嬉しい限り。



次は、番犬?のわんちゃんと、ご主人のバイクが
畑と家の間に架けられた屋根の下に鎮座するはず。


その日を待ち遠しにしているのでした。

2015/05/21

家具メンテナンス





フルメンテナンスに出したビューローが
ピカピカになって戻ってきました。

少しガタついていた引き出しや天板もしっかりと調整され
新品さながらな使い心!素晴らしい!!



ところで、引き取りに工房に伺ったとき
こんな話を聞きました。


ヨーロッパの家具ディーラー(とりわけフィンランド周辺)が
アジア圏に家具を売るのを控え出したと。

アジアに出た家具は二度と戻らない、というのがその理由とのこと。



普段モノや道具を買うときには
愛着持って長く使えて、その上使い切ることを信条に選んできましたが
それは言い換えれば【いつか捨てる】を許容していることになります。



生活家具・道具は共有の財産と捉え
必要でなくなれば売買を経て次の主人の元へ動くという
当たり前と言えば当たり前のことを忘れていました。


そのためには、信用のできるネットワークを持ったディーラーや
しっかりとした修理・仲介をしてくれる工房があり
その上、長い時間の使用にも耐えられる物作りが必要なのでしょう。


自分も物作りに携わる人間の一人として
身にしみる想いを感じます。




2015/04/09

ヨタハチ





ラジオから聞こえてきた往年の名車
【 TOYOTA SPORTS 800 】通称ヨタハチを見に
いざ、トヨタ博物館へ!


恥ずかしながら、
ラジオを聞くまで知らなかった車なのでした。







50年も前に作られたはずの車なのに
なんとも未来的なデザイン。


こんな車にいつか乗れたら、
さぞ楽しい時間を過ごせることかと悶々としていると。



帰り道、愛車の青い旧型COPENは
なんとなく、若干ご機嫌斜め?
な感じだったのは気のせいでしょうか。。




2015/04/08

ないものは現場で作る






日除けタープを結んだり、
ワンちゃんのリードを結んだり。

使い方は様々、便利なアンカーフックですが
大抵、四六時中使っているものではありません。


当然使用中は大きな力がかかるものですから、
ある程度頑丈に作る必要もあります。

となると、使っていない時はその存在が邪魔になりがち。



そこで折りたためるような
オリジナルアンカーフックを製作しました。


実は、工事現場に転がっている金物を寄せ集め
休憩時間の金物談義中に生まれた
職人さん達のアイデアから作ってもらったものですが、
素晴らしく綺麗にできていました(感謝!)


リングの径も用途によっていろいろ選べるという
痒いところに手が届く、なんとも優れものです。



下は一般的なアンカーフック金物。
コレはコレで良い仕事してくれますね。




2015/04/02

小さな居場所





【駒ヶ根の家】は必要最低限な、小さな家です。

数字で見るとかなり小さな面積ですが、
処かしこに〈居場所〉とでもいいましょうか
小さなスペースを作りました。







ソファコーナーから階段を見上げれば
夕日にもえる山々が。

正面を見れば、水田を挟んでふもとの街が一望できます。


暑い夏でも、窓を開ければ
水田で冷やされた風が
心地よく体を通り抜けていくでしょう。






階段の踊り場は少し広めに作り
ギャラリーコーナーに。


お気に入りの椅子を置いて
珈琲片手に特別な絵画を鑑賞する。

兼ねて希望されていた、ある絵を飾る場所を
何気ない毎日の動きの中に、
それこそ贅沢に取り入れたのでした。




思い返して





wacstyle倉庫、正面の格子の一部は
実は棚になっています。

格子と同じ薄さでありながら、
椅子をディスプレイできる強度と奥行きを確保するため
ちょっとした工夫をしました。

言い過ぎかもしれませんが、
さながら、椅子が空中に浮いているような?


また、使われているものはもともとそこにあったもの。

建具を閉めて、昔ながらのブレーカーを一つ落とせば、
建物は眠りにつきます。







単純すぎるかもしれまんせが、
便利さを突き詰めて、
全てのものを一つのパッケージにまとめようとすると
結局あるところに戻ってきてしまう様な気がします。


何て、思わせるお仕事でした。




2015/01/06

水路閣






南禅寺境内にある水路閣。
明治に完成し未だ現役。なんと素晴らしいことか。

アーチ構造も美しく、南禅寺の景観にすっかり馴染んでいます。







ブラタモリ(帰宅後に鑑賞)で、
もっと奥に行くとインクラインの史跡が見れるとのことでした。

知らなかった!でも雪道で怖かったからまた今度。
何を作るにしても景観に成りうる物でありたい、と切に思います。

はい。




2015/01/05

休ませて戴きます





哲学の道で出会った猫すけ。

何見てんだよぅ。
今日はみんな休みなんだぞぅ。もこもこ。




2015/01/04

銀閣寺





雪の銀閣寺を見に。
途中、清水寺を通過したあたりから人もまばらに。

これはツイテル、いい感じ。







屋根の狛犬も雪を被って。
何の気なしに境内にある【東求堂】も国宝。

寒いけど、なかなか見られない光景に浮き浮きデス。







わぉ!銀閣寺!!
プロポーション綺麗すぎでしょ。

軒の深い建物さいこう。








のんびり歩いて境内を見て廻る。
おぉ、どこからでも銀閣寺が見える。

木々に積もった雪がぱさぱさ振ってきて、これはこれで良いね。
また見に行きたい。いろんな姿を見たい。