フルメンテナンスに出したビューローが
ピカピカになって戻ってきました。
少しガタついていた引き出しや天板もしっかりと調整され
新品さながらな使い心!素晴らしい!!
ところで、引き取りに工房に伺ったとき
こんな話を聞きました。
ヨーロッパの家具ディーラー(とりわけフィンランド周辺)が
アジア圏に家具を売るのを控え出したと。
アジアに出た家具は二度と戻らない、というのがその理由とのこと。
普段モノや道具を買うときには
愛着持って長く使えて、その上使い切ることを信条に選んできましたが
それは言い換えれば【いつか捨てる】を許容していることになります。
生活家具・道具は共有の財産と捉え
必要でなくなれば売買を経て次の主人の元へ動くという
当たり前と言えば当たり前のことを忘れていました。
そのためには、信用のできるネットワークを持ったディーラーや
しっかりとした修理・仲介をしてくれる工房があり
その上、長い時間の使用にも耐えられる物作りが必要なのでしょう。
自分も物作りに携わる人間の一人として
身にしみる想いを感じます。
0 件のコメント:
コメントを投稿